塗装について
新築のお家でも、屋根や外壁は紫外線や酸性雨などにより建てた瞬間から徐々に劣化は進んで行きます。自動車や洋服もそうであるように、永久に色褪せず劣化しない塗装はありません。
メンテナスを行っている自動車が美しい状態で長く走られるのと同様、屋根や外壁も定期的な塗装を行った方が長く良い状態を保ち、結果的には費用削減へつなげることができます。
塗装の役目
建物を
保護する見た目の
美しさを
保つ快適な
機能性を
加える
こんな状態は要チェック
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表面塗料の粉化
チョーキングとも言われます。触ってみると手にチョークの粉が付くような状態です。こうなると防水機能も低下しています。
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色褪せ
紫外線により本来の色では無くなってしまう状態です。見た目が悪いだけでなく防水保護機能の低下も考えられます。
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ひび割れ
外壁がひび割れるとそこから雨水が侵入し内部や周辺を劣化させます。冬季には浸透した水分が凍って膨張することで被害が拡大します。
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金属部のサビ
金属の表面の不安定な金属原子が酸素や水分などと酸化還元反応を起こすことが原因なので、保護塗装はとても有効です。
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コーキングの剥がれ
ひびわれ同様に雨水が侵入し内部や周辺を劣化させます。冬季には浸透した水分が凍って膨張することで被害が拡大します。
おおよその塗替え目安
下記が塗替えの一般的な目安です。立地や素材によっても変わってきますので、気になる個所がある場合はご相談ください。
なお、粘土系の日本瓦の場合は素材自体が50〜100年の耐久性を持っていますので、素材の保護を目的とした塗装は不要です。
外壁
窯業系サイディング 8年~12年
金属系サイディング 10年~15年
モルタル外壁 8〜10年
屋根
トタン屋根 6〜10年
スレート屋根 7〜10年
セメント瓦 8〜12年
日本瓦 塗装不要
塗料の種類
塗料には実に多くの種類があります。現在使われている塗料には大きく4つのグレードがあります。
その中でも水性・油性、1液型・2液型とありますので、価格と耐久性のバランスを見ながら目的に合わせた塗料選びが大切です。
アクリル系塗料
塗替え目安 5〜7年程度
外壁塗装用では一番グレードの低い塗料で耐久性が低く、現在では短期間の用途や室内塗装を除いてあまり使われていません。
ウレタン系塗料
塗替え目安 8〜10年程度
少し前までは主流でしたが、近年では耐久性とコスパの点でシリコン系へ移行しています。ただし、タイプによってはシリコン系より勝る場合もあります。
シリコン系塗料
塗替え目安 12〜15年程度
価格と耐久性のバランスが良く現在の主流となっているグレードで、バリエーションも豊富です。それゆえに種類によっては耐久性が低い物もあります。
フッ素系塗料
塗替え目安 15〜20年程度
合成樹脂を主成分としてる塗料では最もグレードが高く、値段も張りますが高い耐久性を持っています。親水性があり、汚れが付着しずらい性質があります。
その他
塗替え目安 5〜7年程度
塗料は日々進化し、上記の他にも新しく様々な高性能塗料が開発されてきました。断熱セラミック塗料や無機塗料など、高い機能性を持った塗料を使いたい場合もご相談ください。
塗装工事の流れ
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1.現地調査
ご相談を受けたら現地の確認を行います。外壁・屋根の劣化の状態を目視して建物の状況を調べます。ご要望があれば何なりとお申し付けください。
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2.お見積り・決定
状況とご希望に合わせて塗装プランを提案し、お見積りを提出します。十分に納得頂けましたら工事へと進みます。
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3.工事開始
いよいよ着工となります。工事の開始に当たっては近隣の方々にご挨拶をさせていただきます。
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4.足場の設置
現場スタッフの安全はもちろん、塗料の飛散防止、お客様や訪問者への安全通路の確保を配慮して足場を設置します。
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5.高圧洗浄
長年の汚れやコケなどを、高圧洗浄機で全体的に落としていきます。丁寧に汚れを落とすことで塗料の密着性を向上させます。
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6.コーキング処理
建物の防水性を保つために外壁のジョイント部や、サッシ周りにはコーキング処理がされています。これにも耐用年数がありますので、必要に応じて補修や打ち直しを行います。
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7.塗装部の補修作業
塗装の仕上がりは前処理によって大きく異なってきます。サビや汚れを落とし、見えなくなる部分でもしっかりと処理します。この時にヒビや傷の補修も行います。
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8.養生作業
下地の調整を終えたらビニール養生を行い、塗料が付いては行けない物を保護します。これにより塗装の境い目が出るので、仕上がりにも左右する大切な作業です。
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9.下塗り
しっかりとした下地を作ってからようやく塗装に入ります。下塗りは素地によって錆止めや、シーラー・プライマーを塗装し、塗装面と上塗りの密着性を高めます。必要に応じて二度塗を行います。
下塗りは塗装の耐久性を高めるためにとても大切な作業です。
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10.上塗り
ここまで来てようやく塗り替えたい色が見えてきます。
下塗り用塗料、上塗り用塗料はどちらも数え切れないほどの種類があります。塗料本来の性能を発揮させるためには素材、下塗り、上塗りの相性を考慮しながら最適な塗料を選ばなくてはいけません。
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11.付帯部の塗装
雨樋、雨戸、シャッターなどの金属部、木部を塗装します。素材に合わせて表面を処理し、下塗り、上塗りを行って行きます。
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12.最終確認・足場解体
お客様と一緒に仕上がりの確認を行います。問題無ければ安全に十分配慮しながら足場を解体します。
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13.工事完了
足場を外すと見違えるようなお家が見られるはずです。差し支えなければ工事の感想をお聞かせください。